ブランクのある看護師が復職する際に抱える不安の中で、多くの人に当てはまるのが仕事の知識や技能に関することです。医療業界はとにかく進化のスピードが早い職場であるため、そこで働くためには常に最新の情報にアップデートする必要があります。

継続して仕事をしている場合、職場で定期的に研修などが行われるため、自然と最新の知識や技能が身についていきます。しかし、数年単位で休職している場合は、自主的に学んでいない限り新しい情報は入ってきません。そのため看護師として復職し、仕事を円滑にこなすためには、自ら学ぶ必要があるということです。

ブランクがながければ長いほど、新しく覚えることが多くなるので、不安が大きくなる傾向があります。しかし、その不安は自分の行動次第で解消することができるので安心してください。

復職するにあたり知識や技能に不安がある方は、ナースセンターの利用がおすすめです。ナースセンターとは、復職を考えている看護師にさまざまなサービスを無料で提供してくれる機関で、各都道府県に1箇所ずつ設置されています。

そんなナースセンターのサービスの1つに、復職支援を目的として研修制度があります。この研修は、実習や演習の形式をとっているので、実際に手を動かしながら最新の知識をみにつける事ができるのです。

知識を学ぶことは独学でもできますが、技術的な部分は実際にやってみないとわからないこともたくさんあるでしょう。実践形式の研修に参加すれば、働いていた頃の感覚を取り戻すこともできるので一石二鳥なのです。復職の際には、このようなサポートを利用してブランクの不安を払拭することがポイントといえます。